ブログをご覧いただきありがとうございます。マリオットホテルの基礎知識を分かりやすくご紹介するシリーズです。今回はマリオットホテルのホテルブランドについてです。
ホテルブランドって?
当ブログではマリオット系列のホテルのことをまとめて、マリオットホテルと呼んでいますが、正確には、「マリオット」という名前のホテルはマリオットインターナショナルという会社が運営している20以上あるホテルブランドの一つです。
普通の感覚だと、リッツカールトン、マリオットホテル、シェラトン、ウェスティンが同じホテル系列だとは気付かないですよね。それ位、ブランド毎にコンセプトや価格帯も異なります。マリオットはホテル運営会社の買収を重ねて世界最大のホテルチェーンへ成長してきた歴史があり、リッツカールトンを含め多くのブランドは、もともとは別会社が始めたものです。
ラグジュアリーホテルから長期滞在型ホテルまで、バラエティに富むラインナップを展開し、世界中のどの場所でどのブランドに泊まっても、一定のクオリティが期待できること、一部対象外のホテルはあれど、ほぼすべてのホテルで共通の会員制度に基づく特典が受けられることが、マリオットホテルをはじめとするグローバルホテルチェーンの魅力です。
マリオットホテルのブランド(国内展開)をご紹介
ザ・リッツ・カールトン
言わずと知れた高級ホテル。マリオットホテルの中でも最も有名なブランドではないでしょうか。国内では東京・大阪・京都・沖縄・日光に展開。
但しリッツカールトンは、プラチナ会員であっても、クラブラウンジへのアクセスは不可、基本的には無料朝食もつかない等、エリート会員の特典は今一です。リッツカールトンリザーブという派生ブランドもあります。
セントレジス
元々はSPGホテルの最高級ブランド。国内には大阪にしかなく、あまり知名度がないですね。バトラーサービスが特徴です。
JWマリオット
JWはマリオットホテルの創業者のイニシャルです。リッツ・カールトンやスター・ウッドを買収する前のマリオットグループでは、最高級の位置づけです。国内には奈良だけです。
ラグジュアリーコレクション
「旅の目的としたくなるような世界を代表するホテル」という位置づけで、ホテルチェーンにしては珍しく、一点ものを売りにしています。内装やアメニティ等もそれぞれのホテルで独自のものが採用されています。
Wホテル
ラグジュリーの枠にとらわれず大胆な個性を放つホテルブランド。最近大阪に開業しましたね。我が家的にはちょっと合わないかなと感じています。
エディション・ホテル
我が家ではまだ宿泊したことがなく、現時点では感想はありません。
以上は最高級クラス(ラグジュアリー)のホテルブランドになります。
マリオットホテル
マリオットの主力ブランドですが、日本においては、大阪マリオット都ホテル、名古屋マリオットアソシアホテルを除き、ラフォーレホテルズ&リゾーツの施設をリブランドしたホテル(運営は森ビル系)となっています(東京、軽井沢、南紀白浜、山中湖、修善寺、琵琶湖)。
シェラトン
プレミアムクラスの中では比較的リーズナブルに宿泊できて、ラウンジ・朝食といった特典もフルに享受できる我が家の主力ブランドです。シェラトングランデという派生ブランドもあります(舞浜・広島・宮崎)。
ウェスティン
雲の上の寝心地のヘブンリーベッドが特徴。ルスツ、仙台、東京、大阪、京都に展開。淡路島が他Grにリブランドしてしまったのは残念ですが、ラグジュアリークラスに含めても良いのではと思う位のクオリティでいてお値段は控えめなので、コスパが良いと思います。
ルネッサンス
沖縄は子連れにおススメのとても良いホテルだと思いますが、海外でも宿泊したことがなく、ブランドの特徴はあまり分からないです。
以上はプレミアムクラスのホテルブランドになります。
コートヤード・バイ・マリオット
マリオットの姉妹ブランド。内装の雰囲気等も似ていますが、お値段・施設・サービスは控えめ。
フェアフィールド・バイ・マリオット
こちらもマリオットの姉妹ブランドですが、コートヤードよりもさらに、お値段・施設・サービスは控え目。浴槽のない部屋も多いですが、ベッドはマリオットに引けを取らない快適さです。札幌、大阪難波の他、道の駅シリーズのホテルが次々と開業しています。
フォーポイント
シェラトンの姉妹ブランド。国内では函館と中部セントレアにあります。函館は国内最安値を付けることも多いので、マリオット修行の聖地とされています。
ACホテル
国内では銀座のみです。我が家はまだ宿泊したことがありません。
アロフトホテル
大阪と銀座にあります。我が家はまだ宿泊したことがありません。
モクシー
東京と大阪と京都にあります。Wの廉価版のイメージですが、Wと同じく我が家にはちょっと合わないと感じています。
以上はセレクトクラスのホテルブランドになります。
オートグラフ コレクション・ホテル
デザインに拘ったおしゃれなホテル。ラグジュアリーコレクションと同じく、一点ものであることを売りにしています。国内ではプリンスさくらタワー東京、メズム東京、プリンス京都宝ヶ池です。
トリビュートポートフォリオ
こちらもデザイナーズホテルの位置付けで、ラグジュアリーコレクション、オートグラフコレクションと同じく1点もののホテルを売りにしていますが、その二つと比べてお値段は控えめです。国内では、キロロと京都にあります。
以上はコレクションクラスのホテルブランドになります。
いかがでしたでしょうか。国内だけでもたくさんのホテルブランドがありますね。正直、位置付けが被っているようなブランドもありますが、元々競合するホテルグループを買収して、それぞれにファンもいるので、存続させているのでしょうね。
マリオットはこれからも新規開業を控えており、日本にないブランドも今後開業していくと思います。かたやヒルトンホテルもここにきて攻勢をかけてきていますが、選択肢が広がるのは良いことですね。